受講生からの学び - 004

~ 受講生004 ~

「女性用のフォーマルなスーツの値段が40万円になるような店はほとんどない。男性用のスーツならいくらでもあるのに」

ある大阪の法律事務所の共同経営者の方の言葉。これは2018年ぐらいに聞いたはず。上の言葉からも分かる通りに女性の方である。職業柄、会社経営者の方との食事会やパーティーなどにしばしば出席されるのだが、そこに着ていくスーツがほとんど売られていないとのこと。Jovian自身には絶対に縁がない世界だが、上下で3万円台のスーツを着ているだけで場違いになってしまう場というのは想像できる。そうした場に女性が居合わせることを衣料品店は想定していないことを嘆いておられた。そうしたところにもガラスの天井があるのだなと感じる。

 

実際に近所のA山やH山、P〇FAなどを覗いてみても、女性用のスーツの値段は6万円は超えていなかった。男性用は10万円超がいくつもあったのだが。尼崎市の店舗だから、というのもあるかもしれないが、確かに男性用のフォーマルなスーツと女性用のフォーマルなスーツの間には厳然たる価格の違いが存在する。それはつまり、日本企業や日本社会の無意識の女性差別の表れと捉えられなくもない。

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